マツシタ ハルコ
松下 晴子
動物看護師:動物看護師統一認定機構 RVNO11442号
10年以上前、私は初めて寝たきりの犬の介護を担当しました。バーニーズマウンテンの『楓』という名の大きな犬でした。当時は、老犬介護に関する情報がほとんどなく、手探りでの介護でした。床ずれができ、試行錯誤しながら治療を続ける日々。一方で楓は、動けない自分自身にイライラし泣き喚く・・・。終わりの見えない介護、どうしたらこの子が穏やかに過ごせるのだろう・・・。当時は、他にも病気の犬や、老犬のお世話を抱えていた為、楓のみに避ける時間も限られ、私の精神状態はかなり追い詰められておりました。
そのような状態で半年ほどが経ち彼女は永眠いたしました。その後もグレートデーン、シェルティ、シェパード、ボルゾイ、キャバリア等、様々な犬種の介護に携わり、経験を重ねていくうちに、ひとつの信念が生まれました。『後悔をしたくない』という事です。その子が亡くなってからも後悔するようなお世話はしたくない、亡くなってから「お互い頑張ったね」と声を掛けてあげられるお世話がしたいと。それからは、気持ちに余裕が生まれ、直面している現実に冷静に向き合えるようになりました。
今思えば、楓の鳴き喚く原因は、私の心の不安定が伝わったからだと思います。犬は、人間の心の機微を敏感に感じ取ります。私が楓を不安にさせていたのでしょう。
今の私の介護の知識や技術は、たくさんの犬達に教えてもらったものです。そして、私が経験したような悩みや不安を抱える方々をはじめ、1人でも多くの飼い主様の心へ寄り添えることができたら、こんなに素晴らしいことはないと思います。犬達に教えてもらったことを、無駄にしないために。
スズキ ユウコ
鈴木 優子
トリマー3級
(全日本愛犬技術者指導協会)
ホームドッグトレーナー3級
(全日本愛犬技術指導者協会)
愛玩動物飼養管理士1級
(公益社団法人日本愛玩動物協会)
私は、動物がとても大好きです。飼っている犬と一緒に毎日の生活を楽しんでいます。彼らは良き理解者であり、大切な家族です。きっと飼い主様たちも同じようなお気持ちだと思います。そんな大切なご家族をお世話させていただけることはとても嬉しく、本当にやりがいのあるお仕事だと思っています。もちろん生き物のお世話は、楽しいことばかりではありません。ですが、面会のときの飼い主様とわんちゃんの嬉しそうな笑顔を見るたび、より一層頑張ろうと思えます。
様々な事情で悩んでいる飼い主様と、わんちゃん、ねこちゃんが笑顔になれるお手伝いができれば幸せです。
当ホームは、わんわんランドの中に施設があります。隣には動物病院、その隣にはペットの専門学校があり、獣医、動物看護師、トリマー、トレーナーなど各分野のエキスパートが常時30名ほど在籍しているのも大きな特徴です。
みんな犬好きというか、犬オタクのレベルで犬を愛しているスタッフ達です。